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「赤ちゃんと子供の眠り?」を以下8項目で説明します。
赤ちゃんの眠り
アジア太平洋小児科睡眠協会(Asia Pacific Paediatric Sleep Alliance)が世界16ヶ国・地域の乳幼児(0~3歳)3万人を対象に、昨年から今年にかけて実施した調査によると、香港の赤ちゃんの夜間睡眠時間は9時間1分と世界最短で他のアジアに比べて50分、欧米に比べて1時間それぞれ短かったことが分かりました。
睡眠上の問題を抱えている赤ちゃんは、香港が全体の67%に上ったのに対し、アジアは54%、欧米は26%に過ぎませんでした。原因は、両親が共働きで帰宅時間が遅く、室内の音、照明、空気の質などの環境が微妙な影響を与えていることがあげられます。
就寝中に頻繁に目を覚ますなど乳幼児の睡眠障害は、脳の発達に悪影響を及ぼし、自閉傾向やADHA(注意欠陥多動性障害)との関連も報告されています。子供の眠りが安定してくる一番大切な時期ですので、赤ちゃんの眠りを大切に見守ってあげてください。
子供をぐっすり眠らせたいときは

お子様の寝付きが悪いとお悩みの方は多数います。
日中あまり体を動かさない時間が1時間あるごとに、子どもが眠りにつくまでにかかる時間が3分増えるという研究結果もあります。
通常、午後に体を動かすと、きちんと体温が上昇し、その体温が急激に下がると眠くなると言われていますが、メリハリのない生活をしていると、眠りにつくタイミングを失う場合があります。
体を動かすことでスッキリして心も安定という効果があります。
気持ちがスッキリすると寝付きも良くなります。頻繁に運動はできなくても、お子様とお散歩をしたり公園で追いかけっこしたりするだけで寝付きも変わってくるでしょう。また、寝る前に必ず同じ音楽をかける、本を読むなど、眠る前に必ずする習慣眠入セレモニーを作ると眠りやすくなります。
妊婦さんの睡眠
育児中は、睡眠リズムが整わず、肉体的にも精神的にも負担が大きいです。 一般的には夕方以降の仮眠は睡眠欲求が低下するため、良くないと言われていますが、授乳のため夜間に何度も起きる場合は、夕方以降でも時間が取れるときに短い仮眠をとって睡眠不足を補ってください。少しの仮眠でも、心と身体を休めることにより、スッキリします。
子供は成長とともに睡眠と覚醒のリズムが大人のものに近くなるので、生後3ヶ月でようやく安定してきます。大変な時期ですが、赤ちゃんの眠りも整ってくる大切な時期ですので、無理をせず、上手に仮眠を取りながら、お体をいたわってあげてください。
子供の夜ふかし&寝坊対策に!

「子供が元気過ぎて寝てくれない」「両親の帰りが遅くなると、夜更しして朝起きなくて困る」「朝ごはんを食べない」というお子様を抱えていらっしゃる方もいると思います。
幼稚園や小学校に入ってからの朝のリズムに慣れるまでにはなかなか時間がかかると思います。この夜更かしから来る悪循環を断ち切るために、ノートに記録することは、時間の感覚を見につける訓練になります。子供と一緒に楽しく記録する習慣を作ってあげることで、夜更かしから卒業し、朝スッキリ起きられるでしょう。
朝食を抜く子供たち
北海道新聞によると、朝食を時々抜いてくる園児がいる保育園は札幌で84%、札幌以外で91%、朝食を常時抜いてくる園児がいる保育園は札幌で4&%、札幌以外は35%に上り、睡眠不足や朝食を抜くことにより、「情緒不安定で他児との関係が持てない」「疲れやすく体力がない」園児が増えているとの回答が多かったそうです。
朝食や睡眠週間は今後の子供の成長や習慣に大きく関係します。また、朝食を抜く習慣は、大人になっても、朝食を食べると腹痛を起こしたり、気持ち悪くなったりと、拒否反応を起こす場合があります。朝食を食べると体温が上がり、体も目覚め、朝から活動的に過ごせます。本当は遊びたいのに、元気に遊べない子供がいるとしたら切なくなります。
子供のお昼寝
先日TVで、「無理なお昼寝は、体内時計のリズムを乱す」という話題が取り上げられていました。とある教授の研究によると、保育園での無理なお昼寝により、夜、なかなか寝付けず、朝、なかなか起きられない、また、小学校に行ってもその習慣が続き、朝、学校に行きたがらないという子供がいるそうです。
保育園という組織の中では厳しいと思いますが、眠りには個人差があり、幼児になってもお昼寝が必要な子供もいるので、一人一人のリズムをつかんでいくことが大切です。
生活リズムモンスター攻略ブック

石川県白山市生活リズム向上プロジェクトを聞いたことはありますでしょうか?
子供の基本的な生活リズムの乱れを改善するため、「生活リズムモンスター攻略ブック」を考案されたそうです。「早寝・早起き・朝ごはん」を妨げる3匹のモンスターヨフカシー、ネボラー、タベネーゼを倒すため、毎日の生活の記録をとるというものです。生活リズムを整えないとモンスターを倒せない仕組みになっています。3匹のほかに、ボスモンスターバッド・リズムンを倒すまで約4週間記録をとることとなり、楽しみながら習慣付けができるよう促しています。
冊子は、市内の小学1・2年生全員に平成20年9月に配布し、取り組んでもらったそうです。
- 配布数:2,476通
- 回収数:1,748通
- 回収率:70.6%
結果、「7時以降に起床していた子供の37%が早く起きるようになった」「10時以降に就寝していた子供の40%が9時頃までに就寝するようになった」「朝食を食べない日もあると答えた子供の50%が毎日食べるようになった」という結果が出たそうです。
これは、「早寝・早起き」「朝食を食べる」というサイクルが生まれるため、とても良いことです。
子供もからは「面白かった」「ヨフカシーをやっつけるのが大変だった」などの感想があり、保護者からは「子供が進んで取り組むことができた」「記録することで早寝早起きができた」という声もがあったそうです。
ねむログの睡眠記録も同じですが、「自分で気づき、自分でコントロールすること」がとても大切です。
不登校の生徒にも推奨!記録は脳を刺激する
2009年の子供の生活習慣づくり研究フォーラムにて、不登校の生徒の診療で「睡眠ログをつける」ということが推奨されているというお話がありました。
子供のころから、寝る時間が遅く、生活リズムが乱れ、朝起きられない症状を整えるために大変役立ちます。記録(可視化)することで、現在の自分を知り、自分自身で改善しようと感じることが大切です。
記録には、お子様自身の気持ちを前向きにする効果があると言えます。

